911(991-1型)のオーディオインストール
数年前に店舗営業をやめられてから随分ご無沙汰でしたが、去年から営業再開されたとのことで、グランドノートの林さんのところに打ち合わせに。一時閉店されてから私もカーオーディオから遠ざかっていましたが、再開をきっかけに久しぶりにお願いしようかと。システムをあれこれ相談するのも楽しい時間。林さんがさりげなく奨めてきたのはAuto Sound Web Grand Prix 2019を受賞したVIRTUS NANO CARBONというmorelのスピーカー。まずお奨め通りにしておけば間違いありません。
グランドノートさんでの打ち合わせの帰りに電車の中で発注したオーディオが到着。ナビ……ではありません。ディスプレイ・オーディオ、しかも2年前のモデル(笑)
ディスプレイ・オーディオは主にパイオニアとケンウッドが売り出していますが、意外や意外、テレビが映るモデルがありません。このDPV-7000が唯一、テレビも映って、android autoにも対応している全部入りディスプレイ・オーディオでした。そしてこの機種は内蔵4chアンプを使ってフロントスピーカーをバイアンプ駆動できるプロセッサー機能を有する本格化。でも売れなかったんでしょうね~、今どき2DINだし、ナビ付いてないし(笑) 後継機は出ておらず、いまだ神機です。 さて、最初はDPV-7000の内蔵アンプ4chを使って、morelのツイーターとミッドバスを個別駆動する2wayマルチアンプ接続でお手軽にと思っていたのですが、991は純正がフロント3wayなので、morelもツイーター・ミッド・バスの3wayで行きたいなと。そうするとアンプは6ch必要だが、DPV-7000には4chしかない。となると外部アンプ……とエスカレートはいつものパターン(笑) こういう場合、昔は帯域分割するプロセッサーと、6ch以上の巨大なアナログアンプを組み合わせるのが定番でしたが、時代は進み、今はプロセッサー・アンプという、プロセッサーとデジタルアンプを一体化した小型機が主流。HELIX V-EIGHT DSP MKII DSP内蔵 8chパワーアンプで、フロント3wayを6ch使って駆動することになりました。リアとセンターは不要なのでカット。
品物がすべて揃ったということで、グランドノートさんに入庫
データからすでにバスのインナーバッフルが出来上がっていました。
911の標準システムは、助手席下にあるDSPアンプでフロント3way、リア、センターの計9個のスピーカーを駆動しますが、これが貧弱な音なのと、センタースピーカーの音が非常に邪魔です。 今回はディスプレイオーディオ&ETC2.0(KENWOOD DPV-7000/三菱EP-E216SBG1)、DSPアンプ(HELIX V-EIGHT DSP MkII)、スピーカー(morel VIRTUS NANO CARBON 603)、ケーブル類などをすべて交換し、システム総入れ替えです。
911が10日ぶりにグランドノートさんから帰ってきました。見えないところでたくさん仕事をしていただいています。
唯一ツイーターだけは音を優先して表面に埋め込んでいただきました。ちなみに、バス/ミッド550Hz~600Hzぐらい、ミッド/ハイが2k~2.5kでカットオフされています。
DSPアンプは助手席下のさらにカーペット下に。電源はもちろんバッ直です。
911に新たに装着されたKENWOOD DPV-7000ディスプレイオーディオ。
ETCも2.0対応に交換、アンテナはセンタースピーカーが入っていた場所に見えないように装着していただきました。
グローブボックスにはUSB端子×3とHDMI端子×1を設置。USBは、一つはスマートフォンに接続してandroid autoに、一つは512GBの音楽用USBメモリを、残る一つはChromecastの電源に。HDMI端子にはChromecastを接続、画面にYouTubeなどをキャストすることができます。
10年前の純正SDナビの環境から一気に現代的に(^^) GPSアンテナ、TVアンテナ、バックカメラは元から車両に付いていたものをそのまま流用できました。 android autoもバッチリ
現状、中高音は硬く、低音はほぼ鳴っていません。これから頑張ってエージングします。