S40のオーディオ

  ここのところ社用でもCLIOを駆り出してしまうことが多かったので、S40は会社に置きっぱなしで、ホコリを被っていました。これではあまりにも可哀相なので、スタンドで撥水洗車&室内清掃し、久しぶりにS40でお客様のところへ。iPodをS40に繋いでお出かけです。 S40の純正デッキにオプションのiPodネクターを接続しています。楽曲情報表示に対応していますが日本語は非対応。 s40ipod.JPG S40は業者さんにお願いせずに、自分でオーディオをインストールした唯一の車です。ちょっとblog読者の方から問い合わせもあったので、改めて紹介します。 ツイーターは、HERTZの2wayシステムMLK165に含まれるML28を使用。28mmシルクドーム。純正ツイーター位置に嵌め込むことができる希少な28mmです。 mlk16509.JPGmlk16510.JPG ミッドバスは、特徴的なVコーンをNeodymiumマグネットで駆動する、HERTZのML1600を単品使用。 s40ml160002.JPGs40ml160001.JPG ネットワークは、MLK165に含まれるMLCX20を基板のみインストール。 mlk16515.JPGmlk16514.JPG インナーバッフルは自作ではなく、寸法を出してサウンドウェーブメイワさんにオーダーしたアピトン合板製バッフル。なるべく内張のグリルに近づくように限界まで嵩上げしています。インナーパネルの凹凸を正確に逃げて、土台の面積を可能な限り最大にしました。スピーカーの取付は鬼目ナットを使用し、インナーパネルとバッフルの間にはシーリング材を注入しています。 mlk165baffle04.JPGmlk165baffle03.JPGmlk16521.JPGmlk16522.JPG S40は、EOSと同様の大きなインナーパネル(EOSは樹脂製でS40は鋼板ですが)がドアパネルに嵌め込まれているタイプなので、CLIOのようなサービスホールはありません。制振の意味でオーディオテクニカのバイブレーションコントローラーを貼っています。アウターパネルも同じく制振し、スピーカー裏の部分には吸音&拡散材を貼っています。内張は、同じくバイブレーションコントローラーを貼って、更に吸音材を入れています。 s40deadening04.JPGs40seadening02.JPGdoortrimdead05.JPGdoortrimdead04.JPG かつては、純正オーディオのスピーカー出力を3sixty.2に入れて、純正デッキのイコライジングフラット化&タイムアライメント調整をした上で、ARC AUDIOのKS125.2MINIで増幅してフロントスピーカーを鳴らしていましたが、現在は取り外し済みで、トランク左側内張の中にある純正アンプで鳴らしています。 s40amp11.JPG3sixtycontroller09.JPGs40amp.JPG さて、久しぶりに聴いたS40ですが、これくらいで十分だと思いました。プロセッサーと外部アンプを取り外した今は、純正デッキの音を純正アンプで聴いているので、単にスピーカー交換&デッドニングしただけの状態なのですが、「中高音の解像度」とか「低音のキレ」とか「定位・位相」とか言い出すとCLIOやEOSには全く敵いませんが、普通に流しながら聴いている分には十分です。むしろ「味」という意味ではHERTZのこの辺のスピーカーの方が濃いかも。何とも柔らかい聴きやすい音なのですが、人声やサックスはハッとするくらい迫ってきます。 EOS、CLIO、S40と三者三様個性があって面白いです。やはりユニットですね。