S40 ドア内張制振(ほんとに最終回)

  HERTZ MLK165のVコーンは低音パワーがすごすぎて、WOODY CREEKのAutumn Nocturneというアルバムのベースの音で左右ドアともビビリが発生していました。このアルバムのベース音は、時に車内全体がビビるようなレベルで収録されていて、ルームミラーなども小刻みに震えるのが目に見えます(笑)ここまで録音しなくてもいいだろうという感じなのですが、この低音の挑戦に応えなければということで、内張の制振をすることにしました。因みに同じHERTZでも、EOSの場合、内張は全くビビリ音を発生していません。内張の制振もしていません。恐らくS40の場合、内張とスピーカーとのクリアランスが小さくて、内張が震えやすいのだと思います。 ということで、金曜日のうちに左右内張外し完了。どうもインナーバッフルに打ち込んでいる鬼目ナット用のボルトの頭が、スピーカー面から5ミリほど飛び出していて内張と接触している感があるので、これを超低頭ネジに差し替えます。ネジの高山にて調達。サイズはM5x10。 doortrimdead01.JPG 通販で買ったのはAODEA(エーモン)の「内張り用デッドニングキット」。必要なものが一式揃っているので便利です。 doortrimdead02.JPG まずは、制振シート[レジェトレックス]を震えやすい箇所に貼り付けます。そして、サウンドシーラントで色んな隙間をガッチリ固めて、最後に吸音材を両面テープとサウンドシーラントで貼り付けます。この吸音材が曲者で、黒い繊維を部屋に撒き散らしながら施工しました。サウンドシーラントで手もべたべた。 doortrimdead03.JPGdoortrimdead04.JPGdoortrimdead05.JPG 1日半ほど室内で乾燥したあと、今日S40に装着しました。 結果ほとんどのビビリは解消しました。しかし左ドア後方下部の一部だけは、まだビビリがほんの少し発生しています。制振というのは難しいですね。でもほとんど気にならないレベルなので、もう内張は外しません。 あと、ドンドン鳴りが良くなってくるミッドバスにツイーターが負けてきたので、左右ツイーターレベルを-3dBから-1.5dBに上げました。本当にツイーターというのは大事だなと思うのですが、この調整だけで左右の三角地帯から聞こえていたツイーターの音が、フロントガラスから聞こえるような感じに変わりました。またミッドバスの音が下から聞こえなくなりました。面白いですね。 これにてS40のスピーカーいじりは終了。本当は純正デッキのイコライジングをフラットにするプロセッサーかまして、外部アンプでフロントマルチ駆動なんてしてみたいのですが、先立つものがないのと、自分の腕との相談で、この辺りでやめておきます。