LEICA ELMAR-M 24mm F3.8 ASPH.

旅行に行ったとき、広い景色を収めたいとか、建物の全景を撮りたいというとき、35mmでは狭すぎ、28mmでなるべく後ろに下がってもまだ足りないことが多く、24mmが私の定番になっています。21mmやそれ以上の超広角になると、歪みやパースの付きすぎで実際の景色と違った世界になることが多く、24mmはその境界線上の絶妙な画角ではないかと。


LEICA ELMARIT 24mm F2.8や宮崎レンズなど複数の24mmを使ってきましたが、今般、LEICA自身が「旅のベストパートナー」と唱う、ELMAR-M 24mm F3.8 ASPH.を購入。

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F3.8の小口径軽量260gのレンズはM10-Rに装着したときのバランスがとても良く、ビルドクオリティもLEICAならではで申し分ありません。

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開放からシャープで、被写界深度を変える目的以外に絞る必要はなさそう。ピントに気を使うこともありませんから、旅先でとても気軽に撮影できるレンズになりそうです。

 

LEICA ELMAR-M 24mm F3.8でベランダへ。最短撮影距離70cmですから、お花にここまでしか寄ることができませんが、高画素のM10-Rならクロップしても良いかも。

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今どき広角なら10数センチが当たり前になってきていて、LEICAもAPO-SUMMICRON 35mmでは30cmまで寄れるようになったので、徐々にその辺りの近代化は進んでいくと思います(ELMAR-M 24mmは流通在庫のみのディスコンモデルなので次の24mmでは30cm未満を実現してくると予想)。


さて、写りはさすがLEICAで、安価な小口径でも手抜きなし。広角24mmで開放でも周辺像の流れが少なく、嫌な色かぶりや周辺減光も認められず、近景のピント面はシャープ、遠景の解像も申し分なく、最近SIGMAばかり使っていた身としては、やはりLEICAはLEICAと認めざるを得ません。

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