LEICA APO-TELYT-M 135mm F3.4

今朝届いたレンズは、LEICA APO-TELYT-M F3.4/135mm、Mマウントレンズで最長の焦点距離を持つ望遠レンズです。相変わらず香港のライカ屋さんは注文した翌々日に届きます。

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Mマウントの135mmはLEICA TELE-ELMAR F4と宮崎さんのMS-Optics FLUORITE APORIS F2.4を使っていましたが、このアポテリートはそれらと比較してフード装着状態でとてもコンパクト。

フード格納状態の比較

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フード伸長状態の比較

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そして何より、ピントリング、絞りリング、内蔵フードの意匠がAPO-SUMMICRONシリーズと統一されているのです。重量はアポズミ90mmより軽い450g。非常に使い勝手の良いレンズです。

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今回のアポシリーズ、50mm、75mm、90mm、135mmと来て、残りは35mmのみとなりましたが、その35mmはまだごく少数しか日本に入ってきていないらしく、シリーズ完成はまだ先になりそうです。

LEICA APO-TELYT-M F3.4/135mmの写りは、なかなかシャキッとしていてアポズミの系譜を感じるものです。

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開放F3.4なので、MS-Optics FLUORITE APORIS F2.4のような、切り取ったものを浮き上がらせるほどの背景との分離感はありませんが、TELE-ELMAR F4とは明らかにレベルの違った解像感あふれる写りです。

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LEICAの135mmなので最短撮影距離1.5mの縛りはありますが、マクロアダプターMと組み合わせて、ヴィゾフレックスでしっかりピントを合わせれば、面白い写真が撮れるかも知れません。私としては、この135mmでオリンピック選手の躍動を切り取りたいのですが、果たしてその夢は叶うでしょうか。