LEICA 沈胴 ELMAR 1:4/9cm マクロ~無限遠までの万能レンズ化 その2

年末年始休暇のオモチャが到着

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Leica Macro-Adapter-M 14652です。

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ポルトガル製とは珍しい

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これをマウントとレンズの間に挟むことにより、18mm~30mmの範囲で鏡胴を延長することができ、Leicaのレンズでマクロ撮影が可能になります。実は「相当品(別の言葉では偽物)」を発注していたのですが、待てど暮らせど発送されず、仕方なく本物を購入しました。キタムラに中古の出物があったので少しだけラッキー。Leica Mマウントの延長チューブ(8mmや10mm)はあるものの、延長ヘリコイドは世界中探しても存在せず、恐らく特許が絡んでいると思われます。

さっそくカメラに装着。オートフォーカス電子アダプターLM-EA7はモーター部分が干渉するため使えず(T_T)、Hawks Factoryのマニュアルヘリコイドアダプターを使用。

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Elmar 9cmをセット、さて、どれくらい寄れるのか。

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マクロ撮影をテストする前に、Macro-Adapter-Mを装着したまま最短から無限遠までピントが合うかどうかのテスト。普通のレンズでは、マクロアタッチメントを付けると近場しかピントが合いませんが、沈胴Elmar 9cm+Macro-Adapter-M+Hawks Factoryアダプターの組み合わせでは、Elmarのヘリコイド、Macro-Adapter-Mのヘリコイド、Hawks Factoryのヘリコイドの3つのヘリコイドに加え、沈胴機構そのものが鏡胴長の調節に使えますから、近場から無限遠まで問題なくピントを合わせることができました。

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Elmar 9cmを完全に沈胴させ、Hawks Factoryを最も繰り出した状態にすれば、Macro-Adapter-Mのヘリコイドを操作するだけで無限遠~20m程度にピントを合わせることができます。

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マクロ撮影するときだけ一々Macro-Adapter-Mを装着するのは面倒なので、これはとても便利です。ただし、頭は使います(笑)

いよいよマクロ撮影のテスト。Elmarのヘリコイド、Macro-Adapter-Mのヘリコイド、Hawks Factoryのヘリコイドをそれぞれ操作します。絞りは開放f4。どのヘリコイドも繰り出さない状態から、一つずつ繰り出していって、すべて繰り出した状態が最マクロポジション。

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直径5cmの花をLeicaの最短1mのレンズでここまで大写しにできれば十分でしょう(^^) ひとつ写真を撮る楽しみが増えました。