fp LとLeica Apo-Summicron M 50mmの組み合わせで周辺に青がぶり

CANON系YouTuberさんが最近fp Lを購入してインプレされている中に、fp LとLeica Apo-Summicron M 50mmの組み合わせで周辺に青がぶり(=周辺光量落ち)が出るとレポートされていましたので、実際に検証してみました。
F2開放では確かに周辺光量落ちが見られます。F2.8で少し改善し、F4でほぼ解消します。比較のためfpでも撮影しましたが、fpの方が少し周辺光量落ちが少ないようです。先日の中華製ボディキャップレンズテストと同じ結果です。
この結果は当たり前のことで、6100万画素のfp Lは2400画素のfpより1センサーあたりの面積が小さくなり受光能力が落ちるため、光が減っていく周辺部に、より大きな減光が見られるわけです。
同メーカーのレンズとボディの場合(オールドレンズを除く)、ボディ内にレンズプロファイルが格納されていて、各レンズの素性に応じてボディ内で画像の修正が自動で行われます(OFFにもできます)。しかしfpあるいはfp LにLeicaのレンズを付けた場合、レンズとボディ間の通信が行われないので、受光センサーが捉えたままの画像が吐き出されます。
そしてそれを修正したければユーザー側の仕事になり、ボディが自動で行っている仕事をユーザーがソフトウェアを使ってやるだけです。実際にSigma Photo Proで簡単に周辺減光を除去することができました。
CANONのレンズにCANONのボディだと、このあたりはフルオートで修正されますから慣れていらっしゃらないのでしょうが、それをカメラボディのせいにされては困ります(笑)

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