NASへのアクセスを高速に(10GbE LAN機器導入)
せっかく10GbE LAN対応のNASを導入したので有線LANの高速化を。
ウチには今回買ったNAS(TBS-453DX)と、今年の頭から使っているWi-Fiルータ(WX6000HP)の二つが10GbEに対応しているものの、それらはパソコンも含めてすべて1GbEで接続されているので10GbE対応を活かすことができていません。 そこで今回投入したのは、BUFFALOのスイッチングハブ(LXW-10G2/2G4)
このHUBは10GbEを2ポートと2.5GbEを4ポート内蔵しています。多くの同価格帯(2~3万円台)のハブが10GbE×2ポートを内蔵し、残りを1GbEポートでお茶を濁しているのに対して、LXW-10G2/2G4は10GbE×2ポート以外がすべて2.5GbEポートになっているのが素晴らしいところ。 そしてもう一つは、QNAPのQNA-UC5G1T で、これはパソコンのUSB3.1ポートを5GbE対応LAN端子に変えてくれるアダプタ。私のパソコンには1GbEのLAN端子しかないので用意しました。Thunderbolt3を10GbE LAN端子に変えてしまうアダプタもあるのですが、そちらはなんと3万円超え。USB3.1/5GbEだと1万円台前半です。 さて、接続して稼動開始。NASとHUBが10GbE、PCとHUBが5GbE、Wi-FiルータとHUBが2.5GbEでの接続となります。
このBUFFALOのHUBはとてもコンパクトで無音なのが良いのですが、触ってみるととても熱くなっています。
さて、スピードはどう変わるでしょうか? HUBを設置後、NASのネットワークアダプタが10Gbps、パソコンのネットワークアダプタが5Gbpsになっていることを確認
パソコンに接続したQNA-UC5G1Tは最新ファームのver1.8にアップ済みです。また、ギガビットイーサネットを活かすべく、ジャンボフレームをQNAP推奨の9000程度に設定しました。
また、QNAPから「Low Power 5 Gbps」オプションを無効にせよとのお達し。
さて、合計20GBの55個のファイル群をパソコンのSATAハードディスクからNASのSSDにコピーして比較です。
画像の通り、1GbEで3分5秒、2.5GbEで1分11秒と理論通りの改善に(2.56倍)、さらに5GbEでは52秒まで短縮しました。ただし1GbEに対して3.5倍程度の速度であり、2.5~5GbEの間に他の要因のボトルネックがありそうです。結論として、ウチのPCやネットワーク機器構成では、おそらく5GbEで構成すればMAXの性能が発揮できると思います。