【Arte di mano】 Leica M10/M10-P half case with Battery Access Door
M10/M10-Pのライカ純正ケースは、底蓋の上から嵌めるタイプでバッテリーアクセスが悪い(&無駄な背面液晶カバーも付属する)ので、しばらく裸で運用していました。しかし、リストストラップだけ着けてカメラを握って移動することが多い私としては、ケースに入れた方が指掛かりができて持ち運びやすいと考え、物色を開始。 要件は、 ・ケースを外さなくてもバッテリーにアクセスできる ・純正サムレストが装着できる ・カメラの肩の部分でホック留めは見栄えが悪いので不可 ・背面液晶カバー固定用のホックなどの突起物が付いているものは不可 ・ブラッククロームM10-Pのボディに対してステルス的に目立たない革と色が選べる 私が探した限り、上記要件に合うものは、おとなり韓国の Arte di mano Leica M10/M10-P half case with Battery Access Door しかありませんでした。 2019年11月13日に発注し、1ヶ月弱の本日到着、まずはカメラに装着する前に観察します。 荷姿です。
目立たないという要件に適した、大きなシボも型押しもない革「Buttero(ブッテーロ)」のブラックにブラックステッチ(標準は生成りステッチ)にしました。
バッテリーアクセス部分が良くできています。引っ掛かりを指の腹で軽く引っ張ると蓋が開きます。
閉めるときはマグネットで静かにパチンと閉まります。
三脚ネジ穴がついた固定ネジを装着するために少し厚底になっています。
カメラに装着するには裏蓋を外し、付属の専用ネジで三脚穴に留めます。ネジ底部に三脚穴が切ってあるので、ケースに入れたまま三脚使用可能です。
もちろん裏蓋を外して装着してもこのエラーはでません。
いざ装着。芯革でグリップが作ってありますが、デザイン的にはないほうがすっきりすると思います。実用的にはあった方が持ちやすいはずです。
革の厚さやフィット具合は申し分ありません。
遠目には装着していることがわからず、とても良いです。
背面液晶カバーはオプションで用意されていますが、私はLVを多用するので必要なし。アジャスティグマ(視度補正ファインダーアタッチメント)との干渉もありません。純正サムレストも装着できます。
さて、肝心のバッテリーアクセスは
完璧です。
実は、同じ Butteroを使って Comodo F/L(Full Lining) hand strap for RF も作ったのですが、私には少々ゴツかったので却下して、ライカ純正ストラップを着けています。
そして、ごくたまにネックストラップを装着するときには、リストストラップを外さずに装着できるよう、ナスカン NA-102-S-12という金具を使ってこんな感じで装着しています。
Arte di mano は最近何かと仲の悪いおとなり韓国のブランドではありますが、殊このM10/M10-P用ケースについては、なかなか他社のケースにないポイントを突いてきていると思います。発注の際、大量の革の種類と色柄の中から自分好みを選び出す作業はとても大変ですが、それもまた一興でしょう。革の切断面(コバ)が手塗りなので剥げてくるでしょうが、革がどんなエイジングをするか今から楽しみです。