超変態レンズ 宮崎光学 Ms-Optics PERAR 17mm F4.5
厚さわずか1cm、重さ48gの17mm超広角、千葉県船橋市の宮崎さんが、ほぼ個人でお作りになっているというレンズです。
何が変態って取扱説明書が手書き(笑)
バルク品のような箱もナイス
極めつきは製作者自らが中古カメラ店に新品未使用品を委託販売している(笑) PERARという名前がペラペラから来ているといううわさ。もう買うしかありません(笑) 超広角はVoigtländer Super Wide Heliar 15mm F4.5 ASPHを持っていますが、Heliarが距離計非連動なのに対してPERARは0.85m~無限遠まで連動、最短撮影距離は30cmで引き分け、重さはHeliarが105gに対してPERARが48g、マウントはHeliarがL39に対してPERARはMマウント。15mmと17mmの違いはありますが、スペックだけ見るとPERARはとても魅力的。
作りは非常に良く安っぽさはありません。
絞りをどうやって回すのか最初悩みましたが、付属のレンズフードを装着することによってフードを掴んで回す仕組み、頭良いです。
八仙堂さんの「かぶせ式レンズキャップ外径34~35mm用」がまるで純正キャップのようにぴったりとレンズフードにはまります。
さっそく、PERAR 17mm F4.5をM10-Pに装着して撮影してみました。
非常に薄い!
ブラックのボディによく似合います(^^)
開放4.5で最短合焦距離30cmから撮影しています。開放なので周辺減光が最大ですが意図すれば使えると思います。
驚いたことが二つ。 ひとつは、2016年発売の新しいレンズだけあって画像隅のマゼンタ被りがSuper Wide Heliar 15mm F4.5 ASPHに比べて段違いに目立ちません。これはHeliarに比べて後ろ玉が飛びだしておらず、センサーとの適正な距離を保っているからだと思われます。 もう一つはAdobe Lightroomにレンズ補正データがあること、これには本当に驚きました。補正したプーさんの写真(レンズ補正のみでレタッチなし)も貼っておきます。
これはかなり貴重なレンズを手に入れました。予備がほしいくらいです。