Voigtländer Super Wide Heliar 15mm F4.5 ASPH

とても面白そうなレンズがやってきました。

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このレンズは1999年にコシナフォクトレンダーの商標権を取ってすぐに発売した15mmの超広角レンズです。

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その後Ⅱを経てⅢがデジタル対応の現行機種ですが、代を重ねるごとに大きく重くなってきているのと怖いもの見たさでデジタルカメラでの使用を想定していない初代の新品同様品を手に入れました。

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Ⅱ以降はMマウントですが初代はLマウント。

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距離計に連動しないのでファインダーでピントを合わせることができません。とはいえほぼパンフォーカスで使うレンズなのでピントを厳密に合わせる必要がないのです。もちろんM10-Pの背面液晶とフォーカスボタンを使ってライブビューでのピントを合わせは可能です。画角もライブビューでしか確認できないのでピント合わせもライブビューが良いと思います。そしてこのレンズのもう一つの特徴が30cmまで寄れること。距離計連動無しにした産物です。重量はなんと105gしかなく、私がいま持っているライカ用レンズのなかで一番軽いです。一眼レフ用の広角レンズと比べると信じられないコンパクトさです。

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デジタルカメラを想定していない初代Super Wide Heliar 15mm F4.5 ASPH、しかしM10-Pでもなかなかの良い味を出してくれそうです。F4.5開放ではありますが、カラーではさすがに周辺減光と色かぶりが顕著です。

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Lightroomでのレンズ補正が必須でしょう。レンズ補正だけでは色かぶりはなくなりません。

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逆に白黒では味があって補正するのがもったいなく感じます。

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外が真っ暗なので家の中でパチパチ撮っていますが、一部屋が一枚に丸ごと収まってしまう感覚は新鮮。早く天気の良い日に眺めの良い場所で撮影したいものです。