サイドブレーキ革巻き完成

  前回革巻きしたときに細部の処理が気に入らず、指示通りでない箇所もあったので、すぐに他の職人さんに再度オーダーしていました。 前回の革巻きは分解して巻いていないので、先端部は革にシワを寄せて接着処理、切断端が見えています。またステッチはグリップ部で止めるよう依頼したのですが、根元の方まで入れられてしまいました。今回の職人さんはこれを見て「革巻きというよりもレザーカバーですね」とピシャリ(^^;) clioleathershift02.JPG 今回お願いしたのはとにかく革巻きに拘りとプライドを持った職人さん。完成まで40日かかりました。その代わり、ブレーキレバーを分解し、内側への折り込み処理をしているので切断端が見えるようなことはありません。 このサイドブレーキのプラスチック部分を抜くには、写真の5カ所のクリップポイントを頭の中でイメージしながら、上下にゆすって抜くということです。キツイので強くかつゆっくりと抜くのがコツだそうです。まあ、抜く人はいないと思いますが(笑) PKB2.jpg かたや預けてから受け取りまで1週間(つまり輸送時間を考えると作業期間は最大3日程度で順番待ち無し)で 8,400円とかなりリーズナブル。かたや 40日かかって(ほとんど順番待ち期間ではありますが)価格は約3万円。掛けた時間と金額の差は回収できるのか?(笑) 完成形 2011092410.jpg グリップ部はスムースレザーを上で縫い合わせてイエローの並行ステッチを入れて頂き、根元部はノーマルレザーでグリップ部との境目にブラックのステッチを一巻き入れて頂きました。これはかなり質感良さそう(まだ職人さんのところにあるので実物を見ていません)。 あとは入院中のCLIOにディーラーさんで装着してもらって完成です。 ちなみに、ステアリングも同じ職人さんに預けています。