LEICA SL2 セットアップ
午前中一杯掛けてLEICA SL2のセットアップを行いました。
RアダプターLを装着すると、ROM付きRレンズであれば自動検出し、ROM無しなら全62本のRレンズリストの中から手動選択することができます。M10-Rには21本のRレンズしか登録されていないので、SL2にはその3倍登録されていることになります。
同様に、MアダプターLを装着すると、6bit付きMレンズであれば自動検出し、6bit無しなら全59本のMレンズリストの中から手動選択することができます。
MレンズもRレンズも、ボディがLEICAでなくとも市販のマウントアダプターを介して大抵のミラーレスカメラに装着することができますが、LEICAのボディを使うと、登録されたレンズプロファイルを使うことができ、EXIFにもレンズ銘が書き込まれるのが便利です。
私が持っているRレンズ(すべてROM無し)はすべてリストに含まれていました。
自分が持っているRレンズ/Mレンズだけをレンズリストに表示させる機能もあって便利。
私の場合、手持ちのRレンズ5本はすべてROM無し、Mレンズはすべて6bitありなので、ユーザープロファイルを6個作って、メニュー画面からワンタッチで切り替えられるようにしました。
RアダプターL+Rレンズ装着例
MアダプターL+Mレンズ装着例
おおまかなセットアップが終わり、早速テスト。最も興味があるのは望遠レンズ使用時の手ブレ補正です。TELYT-R 1:4.8/350mmを装着し「手持ち」でいつもの携帯電話基地局を撮影してみました。
ボディが900g、レンズが1850gで合計2.75kg、カメラを構える手は明らかにプルプルしています。明るくてシャッタースピードが稼げたのもありますが、出てきた画像は、M10-Rを三脚に載せて、セルフタイマー12秒で息を止めて撮影したのとほぼ遜色なし。ボディ内手ぶれ補正5.5段分の威力は強力です。こんなに簡単に望遠撮影できるとはビックリ。
EVFの映りがM10-Rで使っているヴィゾフレックスの比ではなくキレイで、かつピント拡大倍率がM10-Rよりも一段大きく拡大できるので、ピント合わせのストレスもありません。
APS-Cクロップ撮影機能もあり、350mmであれば1.5倍の525mm相当、約20MPのRAWファイルを生成します。
大きく重いので避けていたSL2ですが、もっと早く導入しておいても良かったな~と思いました。