CONTAX G Biogon 28mm F2.8 T* MS Optics Mマウント改造
CONTAX Gシリーズ第二弾、Biogon 28mm F2.8 T* MS Optics Mマウント改造を運良く手にすることができました。
銘板とレンズユニット以外はすべてオリジナルパーツに換装されており、Apoqualia-G 1.4/35によく似ています。
対称型だけあって後ろ玉の飛び出しが尋常ではなく、レンズガードもついていないので気をつけないと何かにぶつけて傷を付けてしまいそうです。
さてこのレンズ、最近の言葉で言うと「クセが強い」。開放F2.8で撮ると周辺というか画面左右3分の1くらいが流れに流れます。そして両端に青の色かぶりが見られます。
一方で中央は素晴らしく解像しており、この落差は今まで持った広角レンズの中で一番です。
絞っていくと周辺の流れは緩やかになりますが色かぶりはほとんど解消しませんから、中央部と周辺部の解像落差による独特の雰囲気を活かしたモノクロ撮影が良いかも知れません。今回入手したレンズ、ヘリコイドの特徴から、昨年後半に改造されたものだとわかります。改造してすぐに手放すということは、この汎用性の低さが災いしたかも知れません。私にとってはラッキーでしたが。同じシリーズのSonnar 2.8/90のような優等生ではありません。