RKi8400の不思議な仕様

  約1週間前から音匠さんに預けているMy CLIO RS。 昨晩22時過ぎに音匠さんからメールが来ました。その内容が、 RCA出力から音がでていません!」 というもの。 慌ててRKi8400のマニュアル(フランスのParrot社サイトからダウンロードした最新版)を確認しましたが、配線図には外部アンプを取り付ける際にはRCA出力に接続しなさいと図解してあるだけで、RCA出力に関する記述が一切見つかりません。最悪、RCAからプリアウトが出ていないのであれば、スピーカー出力からアンプにハイレベル入力をすることも覚悟していたら、今朝音匠さんから再度メールあり。 RCA出力はリア出力でした!」 つまり、フェーダーをリアに寄せるとRCAから音が出るとのこと。私は普段、フェーダーを一番フロント寄りで使っている(リアスピーカーを鳴らしていない)ので、「RCAから音が出ない!」ということになったわけでした。理解できたのでスッキリ。 それにしても、ふつう1セット2chの外部出力しかなくて、サブウーハー出力でない場合、フロント出力か、あるいはフェーダーに関係しないプリアウトでしょ。内蔵4chでフロント&リアSPを駆動するシステムで、プリアウトにリア出力を充てる意図がどこにあるのか? Parrot社、まったく計り知れないメーカーです(笑) それとも欧州のデッキではそれが常識なのか。。。 ということで解決策としては、RCA出力(リア出力)を外部アンプに供給してフロントSPを鳴らし、デッキのフロントSPラインをオリジナルのリアSPにつなぐことにしました。こうすることによって、フェーダーを最もリアにすると外部アンプ経由でフロントSPのみ駆動、フェーダーをフロント寄りに移動させるとリアSPがデッキ内蔵アンプ経由で鳴り始めます。つまりフェーダーは完全に前後逆。わかりにくーい。基本的にリアSPは鳴らさないので、フェーダーは常に最もリア寄り固定となります。 また、外部アンプを追加したことによって、エンジンON・OFF時のポップノイズが発生しているとのこと。これは想定内でして、実は事前にRKi8400のリモート出力にテスターを当てていたのですが、IGN ONと全く同時にリモート信号ON、IGN OFFからかなり遅延して信号OFF(RKi8400が、ACCオフ後も常時電源を使って「Good Bye」などと勿体ぶってOFFするのですが、リモートも同じく勿体ぶってOFFします)というおバカな仕様であることがわかっていました。 この解決には、むかし、IWANOFUさんのEosに外部アンプを取り付けた際に登場した、Braim'sのリモート信号出力ユニット(=第一フェーズ RM-5)装着を提案されましたが、これは結構高価なのでお断りし、リモートを普通のACCから取って、これに市販のリモート遅延ユニットを自分で割り込ませることにしました。これでIGN ON時のポップノイズは解決するはず。IGN OFF時は、RKi8400が「Good Bye」と言っているあいだにACCの方が先にOFFになるのでアンプが先に切れて、後からRKi8400が切れるので問題ないはずです。 日本製でないデッキをつけているので色々と音匠さんを苦労させてしまいましたが、明日か明後日には完成予定です。