SONY CDX-M7810ヘッドユニット装着③

  下準備しておいたグローブボックスとステアリングポストカバーを元通り装着して、CDX-M7810装着作業が完了しました。 CDXM781014.JPGCDXM781015.JPGCDXM781016.JPG 正直、グローブボックスを再装着する作業は、スペースに余裕がなかったので非常に大変でしたが、結果には大満足。意外にもCDの交換作業は、運転席に座ったまま、さほど姿勢を大きく崩さなくてもできます。普段はグローブボックスを閉めているので、パネルの表示を見ることはできませんが、ほとんどの操作はロータリーコマンダーでできるので不便はありません。 私のEOSの場合、MM-1とナビを手元で操作するためにロータリーコマンダー+ALCONが装着済みですが、このロータリーコマンダーを流用できる(背面に専用端子がある)のもこの機種を選んだ大きな理由。さすがにロータリーコマンダーをもう1個増やすのは憚られるので、ArvelのHAMS10Eマルチメディア用切替・延長ケーブルを使用してスイッチで切り替えられるようにしました。このHAMS10Eの本来の用途は、PCのスピーカー端子・マイク端子を手元に持ってきて、スピーカー端子側に接続した2種類(スピーカーとヘッドホンなど)の機器をスイッチで切り替えるものですが、要はステレオミニプラグで接続する2種類の機器を切り替えられるということですから、ロータリーコマンダーの切替にも使えます。不要なマイク端子側(ピンク)のケーブルを取り除き、スイッチ部をステアリングポストカバーに埋め込むために分解して装着しました。このスイッチで、ALCON経由MM-1/ナビの操作と、CDX-M7810の操作を手元で切り替えることができるので非常に便利です。 CDXM781012.JPGCDXM781013.JPGCDXM781011.JPG さて、今回ヘッドユニットを装着しようと思った本当の動機は、実はbitoneの初期設定をやり直したいというものでした。bitoneは、以前からこのblogでレポートしているとおり、S/Nに問題を抱えています。このS/Nを改善するためには、初期設定時に入力する専用CDの信号を、できるだけ大きな電圧で流し込む必要があります。これはbitoneが、初期設定時に入力される信号の電圧によって、内部のゲインを自動設定するためで(手動設定不可)、この電圧が低いとゲインを上げてしまう(従ってノイズも増幅される)からです。現在の設定はナビのCDを使って行ったのですが、ナビのラインアウト電圧はMax 2Vしかありません。MM-1も2.3V。ここ最近のヘッドユニットは、中上級機種で4V、最上級機種で5V、クラリオンのDRZ9255SEに至ってはMax 8Vもあります。今回装着したCDX-M7810の出力電圧はMax 4Vですから、ナビでの初期設定の2倍の電圧を流し込むことができます。 ということで、CDX-M7810で初期設定用CDをMaxボリュームで再生し、bitoneの初期設定をすべてやり直しました。まだ聴き込んでいないのでわかりませんが、何となくノイズレベルが下がったような感じはあります。 初期設定も終わり、MM-1とCDX-M7810を同じ曲で聞き比べしてみましたが、ほぼ区別がつきません。ナビのCDでは、簡単にMM-1に軍配があがりましたが、このCDX-M7810はなかなかのものです。一応、SONYがカーオーディオから撤退する直前の最新機種で最上位だったので、バーブラウン24ビットDACなんかも使われており、音質も結構いけそうです。 今回は装着作業に結構骨が折れましたが、最小の資金で結構満足することができました。