TISSOT Belle Epoque

 

もはやネットで検索しても全然ヒットしないこのモデル。型式もスペックもサイズも最早わかりません。写真もないので、1994年の時計年鑑から撮影しました(^^;)

TISSOT Belle Epoque

SSケース

サファイアクリスタル風防

ケース径 不明

ケース厚 不明

カッパー文字盤

スモールセコンド

ムーブメント クォーツ

1994tissot.JPG

この時計には想い出がありまして。。。私が社会に出た1989年は、バブル終わりかけとはいえ、まだその香りの残る頃でした。週日5日で飲まないで帰る日はなく、うち2日~3日は銀座の高級クラブに繰り出していました。もちろん入社間もない私にそんなお金があるわけもなく、上司に連れられて会社のお金で遊んでいました。入社当時の部長は、「俺の交際費は半期で3千万だ」と豪語していました。今では考えられないことです(^^;) そんなある日、ホステスのお姉様に、「もうすぐ誕生日ね。何が欲しい?」と聞かれ、次にお店に行ったときに、この時計の広告の切り抜きを渡したのでした。その頃はまだ銀座という場所のことも全く知らず、わけもわからず上司に連れられて行くだけだったので、そのお姉様が本当に誕生日にその時計を用意してくれていたことに感激しました。今思えば、この時計の何倍もの金を一晩で使っていたわけですから、ホステスさんの営業経費としては、わけない額なのですが、その頃の純真無垢な私は本当に嬉しくて、それからしばらく壊れるまでこの時計を使いました。BMWの5シリーズを銀座に路駐して、路駐専用のボーイに見張りをさせている、このホステスのお姉様に憧れを抱いたものでした。もちろん成就はしませんでしたが。。。ほろ苦い想い出です。