EOS bit one 装着によりオーディオ完了

EOSにaudisonのDSP "bit one" を装着しました。 取付位置は、元々MODEL254mmT(アンプ)が入っていた助手席シート下のスペース。ALPINEナビのプリアウトからのRCAケーブルや、アンプへのRCAケーブル、バッ直電源、アース、リモートと全て来ているので、それらを bit one に接続するのみ。

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上の右の写真で、手前が入力側、向かい側が出力側、右側が電源関連です。左側はスピーカーライン用のハイレベルインプットなので、ALPINEナビにプリアウトを持つEOSでは使用しません。出力面の右端から出ている黒いケーブルは有線リモコンDRCのケーブル、入力面の右端に入っている青いケーブルはミラーメディアMM-1からの光デジタルケーブルです。audisonのロゴがパワーインジケータを兼ねて青く光ります。 今回EOSにbit oneを導入する目的は、ズバリこのデジタル入力端子にあります。従来MM-1の音声は、MM-1のD/Aコンバータによってアナログに変換し、ナビのAUX端子に入れて、ナビのプリアウトからアンプに送り出していました。このように接続する利点は、ナビのボリュームでMM-1の音量をコントロールできたり、BLUETOOTHハンズフリーやナビの音声案内に連動してミュートが掛かったりと、ナビの一ソースのように扱えることです。しかし、MM-1はデジタル出力(オプティカルとコアキシャル選択式)を持っているので、ナビを介さずデジタルのままDSPに入れてX-OVERやDELAYなどを施すのが本来の使い方。そのあとでD/A変換しアンプに送ることによって、よりクリアな音質を得られるはず!その為にBEWITHではMirror Station AZ-1(84万円)とAZ-2(約48万円)というDSPを用意しているのですが、もちろん論外(笑)価格はもちろんサイズ的にもシート下には無理。デジタル入力を持ちながら、EOSの右座席下に入るDSPは bit one しか多分ありません。 bit oneの入力端子は下記の通り多彩。ソース切替はDRCのボリュームノブをプッシュ。 ・ローレベル: Ch1~Ch6(デッキのプリアウトから入力)、AUX1、AUX2 ・ハイレベル: Ch1~Ch8 (OEM AutoEQ ←"デ"イコライジング機能が使用可能。帯域分割された信号をフルレンジに合成することも可能) ・デジタル: コアキシャル/オプティカル(Max192kHz/24bit)←選択式でなく両方接続可能 これらの入力をどのように出力に振り分けるかは、USBで接続したPCによって設定。設定に使用するPCはもちろんOQO。VAG-COM、3sixtyに加えてbit oneの設定用としても活躍してもらいます。

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入出力の設定後、必要に応じてX-OVER、DELAY(タイムアライメント)、出力レベル、イコライザーなどを設定します。設定パターン数はPCファイルに保管するので無制限ですが、1ファイルにつき4つのプリセットを保存することができ、DRCで簡単に呼び出すことができます。

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ALPINEナビのX-OVERや各種エフェクト、アンプ内蔵フィルターなどは全てフラットにし、音響設定は全てbit oneで行います。私の場合、フロントのハイパスとリアのローパス、およびDELAYを設定しました。イコライザーは使用していません(フラット)。X-OVERはLinkwitz(12/24/36/48dB)とButterworth(6/12/18/24/30/36/42/48dB)から選ぶことができます。私の場合、ハイパス(125Hz)もローパス(100Hz)もButterworthを使用し、48/36/24/12dB上下のスロープをプリセットしてDRCで呼び出せるようにしてみました。 灰皿代わりのダストボックス内に設置したDRCですが、思ったより見やすく操作しやすい場所でした。フタを開けると出てくるのも夜などはなかなか格好良いです。基本的に音量は全てこのマスターボリュームで調整します。

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肝心の音ですが、ナビ経由と音とデジタルで直接 bit one に入力する音とを聞き比べられるように配線してあるのですが、誰の耳にもハッキリとわかるくらい音が違います。こんなに違うものかと驚きました。デジタル接続の方が明らかに細部まで克明で生き生きとした音が出ています。あとは bit one をもっと追い込んでいくだけなのですが、実はこれが一番難しかったりして(知識が乏しいので)。。。 さて、先日のS40に引き続き、EOSのオーディオモディファイもこれにて完結致しました。これからは毎週pitで作業することもなくなるので少し寂しい感じがしますが、これからは車本来の運転する楽しみを追求していきたいと思います。