奥が深い 3sixty.2

3sixtyシリーズは、輸入販売元の講習会を受けて修了証をもらった資格者がいる店でないと販売できない仕組みになっているようです。まあ、そこまで大袈裟でなくてもとは思うのですが、確かに奥が深いです。 私の中で一番の問題点となったのは、純正オーディオのボリュームと3sixtyのスピーカーレベル入力ゲインをどのようにセッティングするか。取扱説明書(英語版しかありません)によると、「純正オーディオのボリュームを音割れしない最大レベル(わからない場合は最大レベルの4分の3程度)にした状態で、3sixtyのクリッピングインジケータが点滅するポイントにゲイン調整する」と書いてあります。 その通りにやると、下の画像のように自動イコライジング後のカーブ(青)が元のカーブ(赤)に比べて全体にレベルが下がります。

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この状態だと、演奏する曲によってはレベルの高い箇所で少し割れたような不自然な音がします。また色んな雑誌やサイトで見ると、自動イコライジング後のカーブ(青)と元のカーブ(赤)のレベル自体にはあまり差がなく、山谷がフラットに埋められているようなイメージ。ということは純正オーディオのボリュームを上げすぎているのか、3sixtyの入力ゲインを上げ過ぎているのかどちらかです。 音割れする箇所のある曲を演奏して、音割れしないレベルまで純正オーディオのボリュームを下げます。その状態でテストトーンを演奏し、3sixtyのクリッピングインジケータが消灯から点滅を始めるギリギリのポイントにゲイン調整します。その状態で自動イコライジングを掛けたのが下の画像です。

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何となくうまい具合に純正オーディオのイコライジングの山を下げてくれているように見える状態になりました。部分的には谷を上げてくれています。 あとは純正オーディオから3sixtyまでのレベルが少し下がった分、アンプのゲインを半分から4分の3くらいまで上げました。調整しないといけないボリュームやゲインが3箇所あるのでややこしいです。 これらの調整の結果、非常に余裕のある自然な音が出るようになりました。3sixtyに入力する純正オーディオのボリュームと3sixty側の入力ゲイン調整は念入りにおこなった方が良さそうです。