夏の山歩き 篭の登山~池ノ平湿原

  私は会社の夏休みがお盆と決まっているので、毎年お盆には家族で山歩きをしているのですが、子供3人のうち2人が学校の運動部に入って休みが合わず、家族5人とも休日が一致するのがとうとう1日のみに。これからドンドン家族で出かける機会も減っていくんでしょうね。。。 2002年 層雲峡~黒岳山頂(北海道) 2002黒岳.JPG 2003年 天元台梵天岩~西吾妻山山形県福島県2003梵天岩.jpg 2004年 受験によりお休み 2005年 上高地岳沢ヒュッテ 新穂高~西穂山荘~上高地岐阜県・長野県) dakesawa.JPGnishiho01.JPGnishiho02.JPG 2006年 岩尾別温泉羅臼岳(北海道) rausu01.JPGrausu02.JPGrausu03.JPGrausu04.JPG 2007年 受験によりお休み 2008年は日帰りで気軽に行ける山から選択。浅間連山の一角、篭の登山2227m、西篭の登山2212m、池ノ平湿原から三方ヶ峰2040m、見晴岳2095mに登ります。浅間山は見る位置によっては単独峰に見えますが、後ろに湯ノ丸岳・烏帽子岳に至る連山を従えており、今回目指すのはその連山の一部です。 自宅から中央道~圏央道~関越道~上信越道を経由して小諸インターで降り、アサマ2000パークスキー場のある車坂峠を目指します。車坂峠からは未舗装の林道(夏期土日はマイカー規制あり)を、途中標高2000mの温泉宿「高峰温泉」を経由して池ノ平駐車場まで。篭の登山直下まで車で入れるのでお気軽です。 グランセニックの向こうに篭の登山2227m(右)、西篭の登山2212m(左)が見えています。この時点で朝7時半。 takamine01.JPG 登ること約40分で篭の登山山頂(^^;)あっけない。。。 しかしそこで奇跡が。この時間に篭の登山を登っていたのは我々家族だけ(笑)だったので山頂を独占して休憩していたところ、目の前にニホンカモシカが通過!!いままでニホンカモシカは遠くから見たことはありましたが、こんなに目の前で見たのは初めてで感激しました。ニホンカモシカは我々のことを少し意識しながら、しかしゆったりと草の中に消えていきました。 takamine05.JPGtakamine03.JPG 篭の登山(東)から西篭の登山は一旦鞍部まで下って登り直すこと30分。またまた下って篭の登山(東)に登り直し、池ノ平駐車場まで下って全行程約2時間半でした。 次に目指す池ノ平湿原はいわゆる高層湿原で高山植物の宝庫です。木道が整備されているので普通の格好でも十分。湿原だけなら1周1時間弱で回ることができます。我々は湿原から三方ヶ峰~見晴岳と回ったので約2時間のコース。 三方ヶ峰に登る途中から池ノ平湿原の全景。マイルドセブンの広告(今は禁止)に出てきそうな風景です。 takamine02.JPG 見晴岳からの下界の眺望は最高!八ヶ岳蓼科山、美ヶ原高原、条件が良ければ乗鞍、御岳、北アルプスなどを見渡すことができます。 takamine06.JPG 見晴岳~駐車場間はヤナギランの雲上のお花畑が続きます。また三方ヶ峰や見晴岳の頂上直下の瓦礫地にはコマクサの群生を見ることができます。 takamine04.JPG 再びグランセニックで林道を高峰高原へ(湯ノ丸側に抜けることもできます)、途中の高峰温泉でお湯を借ります。大人一人500円と良心的。ただ宿泊客以外の入浴は午後2時までなので要注意。温泉は乳白色に濁った良いお湯で、山歩きで疲れた体をリセットしてくれました。 山を下り、小諸市街から少し離れたそば処 菖蒲庵へ。店の裏手の芝生から見下ろす千曲川の流れと浅間連山の眺めは絶景です。今回2回目の訪問ですが、お蕎麦もまあまあ美味しい(笑)。テレビで紹介されたことがあるらしく、私が到着した2時でも席に通されるまで30分ほど待ち時間が発生していました。 帰り上信越道~関越道の渋滞に遭遇しましたが、まことに充実した1日でした。来年もいけるかなぁ。