グランセニックのインパネ

  女房曰く「何かグランセニックに乗っていると楽しくなっちゃうんだよね」ということらしいです。 日本一のグランセニック紹介サイトを目指して、今日はインパネの紹介です。 インパネ全景写真 sceinst1.jpg インパネの上半分はグレーのソフトパッドで、下半分は内装色と同じベージュのプラスチック素材でできています。グランセニックのインパネの特徴は、薄く横に広がるメータークラスターとインパネシフトでしょうか。4ATなので利用価値はあまりないですが、シフトレバーを左に倒すとティプトロニックになります。 sceinst2.jpg メーターはルノーのモノスペース車に共通するイメージのデジタル表示式です。オンボードコンピュータ(走行距離・燃料消費量・走行可能距離の予測値・平均速度・燃費の各数値を表示)・油温・燃料計・タコメーター・シフトインジケーター・ドア警告表示・デジタルスピード表示・時刻・外気温・その他各種警告灯が表示されます。写真ではエンジンが掛かっていないのでスピードが表示されていませんが、シフトインジケーターと時刻の間に大きく表示されます。また純正オーディオならオーディオ関連の表示も(周波数など)されるはずですが、納車時から社外ナビに交換しているので、どのように表示されるかはわかりません。 デジタルメーターの車は初めてなのですが、特に視認性に問題はないですね。デジタルバー式のタコメーターはお世辞にも見やすいとは言えませんが、この車でタコメーターとにらめっこしながら運転する人はいないでしょう(笑) エアコン吹出口からオーディオ部(1DINしか入りません)を覆うパネルは独特の質感をもつ樹脂で、表面はゴムのような触り心地なのですが決して柔らかいわけではないという不思議な素材です。エアコンは左右独立調整式ではありませんがフルオートです。操作部のデザインは、設定温度UPボタンが凸ボタンでDOWNボタンが凹ボタンになっていたりして、なかなか考えられています。ルノーでは「タッチデザイン」と呼ぶそうです。せっかくのデザインですが、ナビのモニター部で隠れてしまって普段は見ることができません。エアコンで困ったことが一つ。「オート」モードにしておくと設定温度によって自動で吹出口や風速などを制御してくれるのですが、ACコンプレッサーのON・OFFまで自動制御してしまいます。例えば冬ならコンプレッサーをOFFにしてしまいますし、夏でも不要とあらばOFFにします。従って雨の日などは「オート」にしていると窓ガラスが曇ってしまうので、手動でACボタンを押さなければなりません。コンプレッサーは強弱の制御だけで良いような気がします。まぁメガーヌも一緒なので予想はしていましたが、マイチェンでは改善されなかったようで。 sceinst4.jpg カードスロットとエンジンスタートボタンは右ハンドル仕様の場合右側にあります。本国ではカードキーは所謂「スマートキー」らしいのですが、残念ながら日本の電波法に適合していないらしく、日本ではタダの大きなリモートドアロックボタンです(笑)カードキーをスロットに差し込んで、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押すとエンジンが掛かります。ブレーキを踏まずにスタートボタンを押すと所謂アクセサリーON状態になります。エンジンを切るにはスタートボタンを押しますが、この操作ではまずはアクセサリー状態になります。そしてカードをスロットから抜いてドアを開けて初めてアクセサリーがオフになります。ドアを開けたくない場合は、カードを抜いて再度スタートボタンを押すことによってアクセサリーオフにできます。 sceparkingbrake.jpg ハンドルポスト右脇には自動パーキングブレーキの操作ボタンがあります。エンジンオフで自動的にパーキングブレーキが掛かり、手動で掛けたいときにはレバースイッチを引きます。アクセルONで自動的に解除されますので普段はパーキングブレーキを操作する必要はあまりありません。 パーキングブレーキ操作部の下には、ヘッドライト光軸調整ダイヤル(キセノン標準ではないので)、メーター照度調整ダイヤル、ESP(横滑り防止装置)解除スイッチ、バック&フロントソナー解除スイッチが並んでいます。なお左ハンドル仕様だと、このスイッチ部の下に小物入れがあるのですが右ハンドル仕様にはありません。インパネ部の収納はグローブボックスのみなので、一つくらい小物入れを用意して欲しかった感じはします。