FLM CP26 Travel II 10X Carbon Fiber Series II(三脚)

一脚に引き続き、三脚がやってきました。FLM CP26 Travel IIです。アメリカのカメラ機材大手サイトから購入しました。

ドイツFLM社がライカのボールヘッド24・38のOEM供給元であることは、ひとつ前のエントリーで紹介しましたが、FLM社はライカブランドの三脚もかつてOEM供給していました。それが「ライカ トラベラー三脚」です。残念ながらライカ トラベラー三脚は日本にも本国にも在庫がなく、完全にディスコンになってしまいました。

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ライカ トラベラー三脚にも元になったFLM社のモデルがありますが、既に世代交代しています。その最新モデルが今回購入したFLM CP26 Travel IIです。

早速、ボールヘッド38を装着してみました。

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最新のFLM CP26 Travel IIの特徴は何といってもセンターパイプがないこと。垂直昇降するセンターパイプは高さ調整するには便利ですが、剛性的には不利であり、同社のSeries IIではセンターパイプを全廃しています。センターパイプがないことで、3本の足を逆方向に180度格納する必要がなくなり、尚かつセンターのパーツをアルミダイキャストからCNCフライス加工とすることにより、前モデルに比べて剛性と耐久性を飛躍的に向上しているとのこと。また副次的効果として、センターパイプがないので折り畳み時の収納径が75mmと非常にコンパクトになり、重量も1.2kgから1.15kgに軽量化されました。

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ボールヘッド38との組み合わせは、まさに純正品と言った感じです。

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ヘッドのパンを固定するレバー、15度毎にクリックの有り無しを選択するレバー(プッシュボタンで0度位置固定)、左右方向を固定しチルト方向のみ動かせるようにするレバーが付いています。

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メインの大型ノブは緩め位置メモリーダイヤル付きで、これをセットすれば記憶した位置以上に緩めることができなくなり便利です。

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コンパクトなトラベル三脚ながら、非常にガッチリしたドイツのエンジリアリングを感じます(製造はチャイナです、笑)。

FLM社は日本に代理店があるようですが、あまり積極的に展開していない模様。この最新モデルも日本の代理店では紹介されていません。GITZOを頂点とした三脚のブランド階層が確立し、最近では安価な中華ブランドが大勢を占める中でのマーケティングは難しいのかもしれません。

このFLM社の製品はなかなか質実剛健で比較的安価だと思います(私の購入価格は339ドル)。

CP-26-トラベルII
Øサポートプレート:50 mm
ねじ径ホルダー:3/8 "
素材三脚脚:カーボンファイバー、10プライ
脚セグメント:各5段
Ø脚セグメント:26/22/19/16/13 mm
最大高さ:136cm
最小高さ:5.5 cm(三脚の脚を最大に広げたとき)
パックサイズ:43cmxØ7.5cm
耐荷重:10kg
重量:1.15 kg