インテル NUC10(NUC10i7FNH)をサーバに仕立てる
24時間稼動の超小型サーバになるPCの部品が揃いました。「Intel入ってる」ではなく外側もIntelです。
NUCはIntelが販売する超小型ベアボーンPCで、マザーボードとCPUがあらかじめ組み込まれています。外寸117 x 112 x 51mm。
このモデルはNUC10 i7FNB、第10世代 Core i7-10710U 25W(6コア12スレッド)が入っています。あと数ヶ月待てばNUC11が市場に出回り、第11世代Core iが載ってくるのですが、NUC11に搭載されるCPUが4コア8スレッドのCore i7-1165G7であることがわかっており、小型PC用CPUで最高性能を誇る6コアのCore i7-10710U 25Wを使いたかったのでNUC10を選択しました。何より数ヶ月も待てません(笑)
このベアボーンは、M.2 PCIe 3GEN x4 SSDと2.5"SATA HDD/SSDの2ドライブを装着できますが、ひとまず4TBのM.2 PCIe SSDのみを搭載します。メモリはSamsungの32GB x 2枚で64GB。すべてNUC10の動作確認済みリストに掲載されているもの。OSは、リモートデスクトップのホストになる必要があるのでWindows10 Proをインストールします。
4TBのSSDの現物を初めて目にしました(^^)
メモリとSSDを装着するだけなので簡単。
windowsをインストールする前にBIOSを最新のものにアップデートしておきます。
いや~大変でした、インテルさん。
メモリーとSSDを入れてOSをインストールするだけなので、本来であれば簡単なはずなのですが、Thunderbolt 3ポートではまりました。Thunderbolt 3ポートを10GbEに変換するアダプターをOSが認識したりしなかったり。そこに規則性がまったくないのです。OSが立ち上がってから抜き差しすればたいてい認識するのですが、知らないうちに消えていたりと…使えません。
ネットで調べたら、どうもNUC10のThunderbolt 3ポートは不安定らしく、外付けグラフィックボードを付けている方も苦労されている様子。10数時間格闘しましたが、諦めました。取りあえず1GbEで行きます。
Thunderbolt 3に目をつぶれば、あとは完璧です。小さいし静かだし、見た目もスマートだし、言うことありません。
リモートデスクトップ接続のホストですから電源とLANケーブルのみ接続しています。
音楽系はRoon Serverをインストールし、ローカルファイルとTIDALをネットワーク内のあらゆる機器で再生できます。
またWindowsメディアストリームオプションをONにして、音楽と動画のDLNAサーバとしても機能してします。
写真系はAdobe LightroomとSIGMA PHOTO PROをインストール。さっそくAndroidタブレット(Lenovo P11 PRO)でリモートデスクトップ接続して操作してみましたが、これが想像よりサクサクなのです。
タブレットの性能に依存しないので、出先でストレスなく写真の編集ができそうです。
結果満足していますが、Thunderbolt 3でケチがついたので、第11世代のNUC11 i7が発売されたら、これをヤフオクに出して買うと思います(笑)