アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

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久しぶりにクレジットカードネタ。皆さんどんなカードを使われているでしょうか。私が重視するカード選びのポイント、ひとつ目は与信枠年会費倍率=与信枠÷年会費。例えば200万円利用可能なカードの年会費が1万円だったら倍率200倍です。ふたつ目はマイル移行率=移行マイル÷利用金額。例えば100円使って1ポイント貯まり、それが1マイルに移行できるカードの場合、マイル移行率は1%となります。つまり与信枠の割に年会費が安いカードの中から、マイル移行率が一番高いカードを選びます。
その観点から圧倒的にパフォーマンスが良いのが、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード。AMEXの場合、カード種別と与信枠に相関関係がありませんから、どんなに年会費が高いカードを選んでも利用可能額は同じ。このスカイ・トラベラー・カードは、年会費が11,000円(家族カード5,500円)と、AMEXのプロパーカードの中で最安ですから、それだけでも選ぶ価値があります。ちなみに2番目に安いのが緑色のアメリカン・エキスプレス・カードで、年会費13,200円(家族カード6,600円)です。
※AMEXのプロパーカードは与信審査が非常に甘いのが特徴です。なお、セゾンAMEXやUFJニコスAMEXなどの提携AMEXはセゾンやUFJニコスの与信になり、与信枠はプロパーカードほど大きく育ちません。


そして次にマイル移行率ですが、スカイ・トラベラー・カードのマイル移行率は提携しているすべての航空会社16社で1%が確保されており、ポイント有効期限も無期限。一方で、緑色のアメリカン・エキスプレス・カードの場合、マイル移行率は航空会社によって0.33%~0.5%と低く、たいていの方がメンバーシップ・リワード・プラスという年会費3,300円のプログラムに加入し、ポイント有効期限を無期限にして、マイル移行率を0.4%~0.8%に引き上げます。ANAのみスカイ・トラベラー・カード並の1%を確保できますが、この場合、年会費5,500円のメンバーシップ・リワード ANAコースに入会する必要があります。


スカイ・トラベラー・カード
年会費11,000円 マイル移行率1%(ANA含む提携16社)無期限
アメリカン・エキスプレス・カード
年会費13,200円 マイル移行率0.33%~0.5% 3年期限
アメリカン・エキスプレス・カード+リワード・プラス
年会費16,500円 マイル移行率0.4%~0.8% 無期限
アメリカン・エキスプレス・カード+リワード・プラスANA
年会費18,700円 マイル移行率1%(ANAのみ)無期限


いかにスカイ・トラベラー・カードが大盤振る舞いカードかお解りいただけましたでしょうか。なお、ポイントはマイルだけでなく、他のプロパーカードと同様に、マイル以外の交換プログラムにも使用できますから、マイルに興味がない方にもおすすめです。このカードで航空券を買うと100円で3ポイント付くというおまけもあります。
スカイ・トラベラー・カードはAMEXプロパーカードの中で極端に好条件なカードなので、いずれ特典改悪、あるいは年会費値上げの日が来るのではないかと心配しています。なお、AMEXは海外に弱いので、別途VISAかMASTERを持つことが必須になります。


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