LEICA 沈胴 ELMAR 1:4/9cm マクロ~無限遠までの万能レンズ化

Leica Elmar 1:4/9cmでマクロが撮りたい!
最近、中望遠レンズが好きになって、沈胴王ELMAR 9cmを手に入れたことをきっかけにマクロ撮影を始めたくなりました。手持ちの機材でどこまで近接できるのかを確かめます。

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鏡胴延長0mm①から始めて、4.5mm②、5mm③、12.5mm④、13mm⑤と徐々に延長。最長13mm程度では⑤番の写真程度までしか寄ることができません。花を画面一杯に撮るためには機材の追加が必要のようです。

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KIPONのマクロチューブを噛ませて、ELMARのヘリコイドとマウントアダプターのヘリコイドを伸ばしきったところが、手持ち機材での最マクロポジションです。⑤の撮影機材。

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沈胴王ELMAR 9cmでマクロ撮影したいと思ったのは、その長大な沈胴機構があるからです。沈胴機構は言い換えると長大なヘリコイドなわけで、沈胴ELMAR 9cmはマクロ撮影のために胴を長くするマクロアタッチメントを挟んだとしても、マクロアタッチメントの厚さ分だけ沈胴することにより無限遠に合焦することができます。つまり、マクロ域から無限遠までアタッチメントの付け外しなしに撮影できるということです。

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しかも、TECHART LM-EA7を併用すれば、マクロ域から無限遠までのオートフォーカスが実現します。これはまさに万能レンズ。もちろん、LM-EA7の4.5mmヘリコイドだけではマクロから無限遠の焦点距離にはまったく足りませんから、ELMARのピントヘリコイドと沈胴深さを調節して、大まかにピントを合わせてからオートフォーカスすればバッチリです。

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マクロ域でオートフォーカス

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無限遠域でオートフォーカス

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まあ、ライカ様に539,000円貢げば、現行型MACRO-ELMAR 90mm+MACRO-ADAPTER-Mで同じことができるわけですが(^^;)

LEICA MACRO-ADAPTER-Mの繰り出し量は18mm~30mmと長大で、私の手持ち8mmマクロチューブ+LM-EA7 4.5mmではまったく歯が立たないので、へそ曲がりな私はLEICA「相当品」を手配しました。香港から来るのか中国から来るのか日本から来るのかわかりませんが(笑)