メルセデス最新コマンドシステムでのメディア再生について
メルセデス・ベンツCクラスクーペ(2017年11月初度登録 Mercedes me connect対応車両)のコマンドシステムでどのようなメディアが再生できるのか確認してみました。 というのも、普段わたしはBluetooth経由でスマートフォンの音楽をクルマで再生するのですが、コマンドシステムのBluetoothオーディオはメニュー⇒メディア⇒Bluetoothオーディオを選択してからでないとBluetoothのオーディオストリーミングプロファイルを接続しない仕様なのです。(ハンズフリーと電話帳共有は始動時自動接続です)
これがとても面倒なので、このクルマではBluetooth以外の手段を考えます。コンソールボックス内にSDカードスロットとUSBポートが2個あるのは知っていましたから、その仕様を調べます。しかしネット上はもちろん、取扱説明書(紙)にも確かなことが書かれていないのです(笑) そこでコマンドシステムで閲覧する「デジタル取扱説明書」を参照、ありましたありました。 対応するメディアフォーマット
圧縮フォーマットのビットレート
私はすべての音楽をWAV(非圧縮)で保存しているので、関心はWAVが再生できるかどうかだけなのですが、CDAは明示されているものの、WAVは載っていません(^^;) そこで、試しにSDカード(32GB)とUSBメモリ(8GB)を用意し、それぞれにWAV、MP3、WMAの音楽ファイル、MP4の動画ファイル、JPGの画像ファイルを入れて挿入してみました。
すると、、、あっけなくWAVが再生されました(^^)/ 当然ながらMP3もWMAも普通に再生されます。
MP4の動画はこのように再生され、全画面をクリックすると画面一杯で再生します。
JPGの画像はスライドショーなどで楽しむこともできます。
気をよくしたので、メインで使う予定の大容量200GB SDXCカードを挿入します。 カードの認識は一瞬で終わり、すぐに最上階層のフォルダが表示されます(私はジャンルでフォルダを分けています)。
特定のフォルダを選択すると、その階下のフォルダが表示されます。
さらに選択すると曲(すべてWAV)が表示されます。最大8階層に対応しています。
再生中はフォルダ名とファイル名がインフォメーションディスプレイにも表示できますので、コマンドシステムはナビ画面に切り替えてもOK
ということで、コマンドシステムはかなり幅広いフォーマットに対応していることがわかりました。WAVの直接再生はBluetooth経由にくらべてとても音質が良く、また操作をすべてコマンドシステムで行えるのもBluetoothオーディオと異なる便利なところです。 最後に手持ちのAndroidスマートフォンを直接USBに接続するとどうなるかやってみました。Androidをマスストーレージモードにするとコマンドシステムからスマートフォンの内部メモリを見ることができました。もちろん内部メモリに保存してある音楽、動画、写真などをそのままコマンドシステムで再生できます。しかしスマートフォンに挿入したSDカードの中は見ることができませんでした。ここは素直に大容量SDカードをスロットに挿して使うのが良いでしょう。
※他にもメディアとしてはiPhoneやiPodのUSB接続、CD・DVDなどが対応していますが、それらについてはまだ試していません。