ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
初めてドレスデン・シュターツカペレの公演に行ってきました。
ピアノのイェフィム・ブロンフマンさんが健康上の理由により出演不可能となり、代わってキット・アームストロングさんが代役として演奏されることに。そのお詫びかどうかわかりませんが、ティーレマンさんの意向により、予定になかったベートーベン唯一のオペラ「フィデリオ」序曲が冒頭で演奏されました。
この序曲からすでに身震いするような感動を伴う演奏で、次のベートーベンの「皇帝」に突入。チャイコフスキーの幻想序曲『ロメオとジュリエット』、リストの交響詩『前奏曲』、アンコールはワーグナーのローエングリン第三幕前奏曲。
今年はベルリンフィルもウィーンフィルも聴いていますが、それに勝るとも劣らない演奏だったと思います。このクラスになると優劣ではなく「違い」でしかないですね。